鏡の魔法
自分の姿をチェックする方法。一番が、鏡を見るという行為です。
ほとんどの方は、日常の中で、何回も鏡を見ますね。そして自分をチェックしているわけです。その自分の目で見たもの、見えているものが視覚的映像として捉えられ記憶に残り、それが自分であると自己認識しているというわけです。
いわゆる、「自分の姿 イコール 鏡の中の姿」という方程式が成り立っているわけです。
問題は、写真の写る姿と、鏡の世界は似ているけど違うものであるということにあります。
具体的に言いますと、
その1 姿見の鏡は、細く映る鏡が多い(97%ほどに細く見える、足が長く見えるようになっている鏡が多い)
その2 顔のチェック時に、たとえば目を見る時はパッチリ目で自分の好きな眼にして見る、輪郭も、自分の好きな輪郭で見て納得する、というふうにチェックは、部分(パーツ)ごとに行われ、全体が同時には見えていないものである。(いいとこ取りの寄せ集めのイメージといえばわかりやすいかも)
その3 鏡は、右と左が逆である!これが決定的です。ようするに、証明写真などの正面から撮る写真は、普段鏡で見る自分と右左が逆のものであり、違和感が必ずあります。なぜなら、左右対称の顔の人は一人としていないからです。
その4 鏡は、動画である。鏡で見える世界は常に動いています。時間という概念が鏡を通して見える世界にはあります。写真は、瞬間です。時間を切り取るという作業です。説明は長くなりますが、これはかなり違います。
総じて、鏡で見る姿というのは、見るときに自分に都合のいい様にして見ることができるために、実際のところ、他人から見た自分の姿(客観的な姿)は、自分の思うようには見えていないという現実がある訳です。
写真写りに関して
実際の写真は、客観的には正しい姿かもしれません。(そのまま写っているわけです)
ところが、写っている本人は、こんな姿、顔ではないとほとんどの方が感じてしまうわけです。(鏡の自分 それが自分であると思っているために)
そのギャップを埋めること、違和感を治すことも、写真家として考えることで、撮影方法や、撮影後の修整などの技術が必要であり、結果的に、出来上がりの写真が違ってくるわけです。そこまで考えた上で作る写真と、考えないでそのまま作る写真、当然大きな違いが出てくると言う訳です。
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